2012年04月26日

小沢元代表が無罪


民主党の小沢一郎元代表が、政治資金規正法違反の裁判で、無罪になりました。小沢さん、よかったね。テレビを見ていたら、元秘書の石川知裕氏が「裁判所が良識ある判断をした。小沢氏は自由になるので、影響力のある政治家として消費税やTPPなどの政治(政策)課題に関して、一層がんばってほしい」・・・というような「主旨」の発言をしました。(あくまで発言の主旨です。厳密ではありません。ご理解願います。)

小沢さんと野田さんの政策は似て非なるモノ

小沢さんは一見、消費税増税やTPP参加に関して、反対の立場をとっている。しかし思うに、本音ではどちらの政策課題に関しても、実は野田総理と同じく、賛成です。ただし、物事の順番が違う・・・と言っているだけです。

よく言えば、様々な官僚機構のムリ・ムダを減らし、経済を活性化し、予算配分の効率化を進める。これにメドをつけた後、社会保障と税の一体改革(メインは増税と減支給)を進める。要は、小泉(元首相)流の「民間にできることは民間に、地方にできることは地方に」・・・そして、「小さい政府(役所)」で世の中が回すことを目指すわけです。

これを実現するために、民主党政権が磐石でなければならない。党は選挙で常に勝たなければならない。そのために浮動票の獲得と同時に、固定票の獲得も必須です。実はウラでは当然、さまざまな圧力団体の利権を、民主党は自民党から奪い取る必要がある。自民党の利権と奪取し、自民党の集票マシンをかっさらう必要がある。どうしても民主党の言うことを聞かない団体・組織はその力をそぐ・・・いやつぶす必要がある。

小沢さんの言う「物事の順番が違う」とは、大まかに、こういったことです。
@ 民主党は利権を手中に収めよ。
A 民主党は選挙で常勝せよ。
B 民主党は“霞ヶ関”を改革(解体含む)せよ。
C 民主党は民間と地方に権限を渡し、元気にさせよ。
D 民主党は増税や支給減らしで、財政再建せよ。

野田さんは@〜Cを十分にやらず、Dだけ。小沢さんは「野田さん。Dが重要なのはわかる。でも順番が違う。」・・・と言いたいのでしょう。

小沢さんもちょっと心苦しいのは、@の部分だよね。@は現実に非常に重要だが、あくまで“ウラの世界”。あんまり目立ちたくない。それで、小沢さんは寡黙にならざるを得ない。

小沢新総理なら、中長期的にTPP参加? 自由経済を推進? 消費拡大?

話はTPPになるが、TPP推進するために、例えば民主党政権は「農家にカネをばら撒き、農協をつぶす」ことや、「日本医師会の利権を奪い取る」ことを必要とする。TPPで原則的に「関税無し」になっても、税金で農家に最低のカネ(生活費)を渡せば、渋々TPPを受け入れる。医師会も税制や補助金などで調整すれば、渋々TPPを承諾し、海外との医療競争(自由経済?)を受け入れる。つまり、小沢さんたち民主党が利権を握り、選挙に強くなれば、TPP参加へ推進できる。日本のおける自由経済の度合いも今以上に高まるのです。消費もより活発になりうるでしょう。

このあたりのウラの事情やえげつなさ(?)が、野田内閣の面々、とくにTPPをリードする古川元久大臣らに欠けている・・・と思うのです。日本に限らすどこの国でも、民主主義といえども、現状では、やはり利権と選挙は密接な関係を残しているのです。

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posted by Compaqs at 19:48| Comment(0) | 出版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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