2011年12月13日

外貨預金セミナー

外貨預金セミナーに行ってきました。三菱東京UFJ銀行さんとじぶん銀行さん共催の『歴史的円高局面で賢くはじめる「新時代の外貨預金」』と銘打ったセミナーです。2011年12月12日、東京駅のすぐ前の丸の内ビルディング17階で行われました。

講師はファイナンシャルプランナーの北野琴奈先生、中国銀行有限公司の胡興華(Hu Xing Hua)さんです。

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北野先生は「手軽にはじめる外貨預金での運用とその魅力を学ぶ」と題し、30分ほど話されました。マクロ経済と密接に連動する話でした。ズバリ日本は「少子高齢化」と「財政悪化」という非常に厄介な問題を抱えています。
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少子高齢化で、経済全体が縮小するだけでなく、年金や健康保険などの社会保険全般が危機的状況だとのこと。もはや公的セクターによる年金や医療保険制度に十分な安心感は無い・・・。もうすぐ50歳のオイラにはゾッとする話でした。

また財政悪化は増税を検討せざるを得ず、国民負担は増すばかり。このニッポンの財政悪化というのは非常に厳しく、いわゆる対GDP比200パーセント超の話も出ました。欧米諸国はおよそ100パーセント前後で、イタリアでも130パーセントほど。日本は突出しています。いくら日本国債の買い手(売買)の9割以上が日本国内での消化だ、と言っても、200パーセント超はあまりに大きく厳しい。
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日本国は借金しすぎです。

投資・運用に関しては、一言で言うと「分散投資をしましょう」ということでした。ラダー型運用やドルコスト平均法を紹介していました。景気後退局面や金利低下局面では、ドルコスト平均法などで時間や金額、通貨その他を分散させて投資しましょう。そのほうが、リスクが少なくなりますよ。そういった話でした。なるほど。「卵は一つのカゴに盛るな」の格言通りですね。
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後半は中国銀行(香港)の胡興華(Hu Xing Hua)氏(商品開発部・経済調査室シニアストラテジスト)が、「躍動する中国経済と中国元預金の魅力」というテーマで説明されました。おおよその内容は「中国経済の成長」と「人民元の出国」です。人民元の出国(?)とはなんぞやですが、要は人民元を米国ドルのように世界の基軸通貨に将来的には目指したい、とのことです。

「中国経済の成長」では、GDPや貿易額、外貨準備高を示し、中国のマクロ経済の好調ぶりを解説されました。注目すべきは、中国は多数の人口を有するので、一人当たりのGDPは4000ドル前後だそうです。これは依然として発展途上国の水準です。経済成長の余地はまだまだあるな、と思いました。
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そして、中国が受ける海外直接投資(FDI)がまだまだ増加を続けているそうです。これはすごいです。
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FDIは企業が将来の儲けを見越して投資をするわけで、それがまだまだ増えている・・・これはホントにすごいことです。中国経済の活況と潜在パワーを見る思いでした。

「人民元の出国」に関しては、香港金融センターの実力をテコに、中国は国策として人民元を「出国」させたいそうです。現に、中国以外のアジア地域でも、人民元による貿易決済も大幅に増加しています。
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2010年後半からドドッと増えています。これはすごい。とにかくここ1年で人民元を取り巻く状況は大幅に変わってきたそうです。説明する胡興華氏も、現役の中国人金融マンとして、少しばかり興奮しているようです。やはり血が騒ぐというのでしょうか。しかし、彼はそれをできるだけ抑えて冷静に説明を続けられました。

最後に、「多くの投資者が人民元を良好な投資先と考えている」とまとめました。彼は今の人民元を取り巻く状況に自信があるのか、説明にあまり「売り込み」的なトーンはなく、「取引したい人はいつでもどうぞ」といった、中立的な態度でした。人民元、恐るべし。

posted by Compaqs at 12:57| Comment(0) | 金融 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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