2011年11月30日

日本の農業が必ず復活する45の理由

TPPで日本の稲作(コメ)がなくなる?、と言われるが、本当だろうか。「日本の農業が必ず復活する45の理由」(浅川芳裕著)を少し読んでみました。

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※「日本の農業が必ず復活する45の理由」(浅川芳裕著)より

結論から言うと、TPPで日本の稲作は無くならないし、うまくいけばコメ市場活性化も期待できるそうです。TPPによる日本のコメ農家・農業への影響は、たしかにある。しかし、それほど悲観的なものではない。下記がその理由・背景です。

1. アメリカ国内的に見て、中・長粒種コメのマーケットは圧倒的に大きく、日本品種(短粒種)コメの市場はわずか3%にすぎない。
※筆者注:ちなみに国際的にも同じことが言える。世界のコメ生産量の80%以上はインディカ米(長粒種)。
2. アメリカのコメ農家・農法では、短粒種は中・長粒種に比べ、肥料や農薬散布などの技術が必要で、コスト高となる。
3. 実はアメリカのコメ農家も、補助金など保護と規制に守られており、かなり保守的だ。今やっている中・長粒種のコメ作りで満足している。短粒種作りに乗り出すのは、彼らにとってリスキーだ。

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※「日本の農業が必ず復活する45の理由」(浅川芳裕著)より

つまりアメリカの農家も日本と同様にかなり保守的で、日本品種(短粒種)を作り慣れていないし、よって短粒種づくりの高レベルの技術も無い。さらに日本品種コメの市場自体が、「日本、韓国、台湾」くらいで、小さい。つまりスモールマーケットである。

仮にTPPで関税撤廃されても、カリフォルニア米を除くと、ほとんどのアメリカの農家は日本品種の短粒種を作り出すことはない。ライバルはカリフォルニア州だけだそうです。

大体このようなことが書かれていました。概要はこちら >> 【送料無料】日本の農業が必ず復活する45の理由

         ※         ※         ※

日本のコメ農家にとっても、TPP恐れるに足らず・・・とまでは言いませんが、「TPP恐れても、市場活性化で、何とかなる」・・・と思います。つまり、日本市場において、カリフォルニア米という強敵も現れるが、外食産業をはじめ日本のコメ市場全体も活性化し、コメの需要・顧客も増える。私はこの本を読んでそう感じました。

※参考資料
・「日本の農業が必ず復活する45の理由」、浅川芳裕著、文藝春秋、2011年
・「インディカ米 - Wikipedia」、最終更新 2011年11月19日

posted by Compaqs at 10:54| Comment(0) | 出版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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